Kotlinには、リストや文字列を一定のサイズごとに分割する便利な関数 chunked
があります。手動でループを書かずに簡潔なコードで処理できるため、データをまとめて処理する際に役立ちます。
chunkedの基本的な使い方
1. 文字列を一定の長さで分割する
Kotlin
val text = "abcdefghij"
val chunks = text.chunked(3)
println(chunks) // 出力: [abc, def, ghi, j]
の例では、文字列 "abcdefghij"
を 3文字ずつ に分割しています。最後のブロックは3文字に満たなくてもそのまま出力されます。
2. リストを一定のサイズごとに分割する
Kotlin
val numbers = (1..10).toList()
val chunkedList = numbers.chunked(3)
println(chunkedList) // 出力: [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9], [10]]
リストも同様に chunked
を使うことで 3個ずつのリストに分割 できます。
3. transform を使って分割と同時に変換する
Kotlin
val transformed = text.chunked(2) { it.uppercase() }
println(transformed) // 出力: [AB, CD, EF, GH, IJ]
chunked
は 第二引数に変換処理を受け取ることができる ため、分割した後にデータを加工することも可能です。
chunkedを活用するメリット
- ループを書かずにシンプルに分割処理ができる
- リストや文字列を適切なサイズに分割して処理を最適化できる
- 変換処理も同時に行えるため、コードがスッキリする
データをグループ化して処理したい場面では chunked
を活用するとコードがスッキリまとまります。ぜひ試してみてください!