Kotlinには、リストから ランダムな要素を取得 したり、数値をランダムに生成するための便利な関数 random
があります。ゲームの開発やランダムなテストデータの作成などに役立ちます。
randomの基本的な使い方
1. リストからランダムな要素を取得
Kotlin
val colors = listOf("赤", "青", "緑", "黄色", "紫")
val randomColor = colors.random()
println(randomColor) // 出力例: 青(実行ごとに異なる)
リストの中から 1つの要素をランダムに取得 できます。
2. ランダムな整数を生成
Kotlin
import kotlin.random.Random
val randomNumber = Random.nextInt(1, 100)
println(randomNumber) // 出力例: 42(実行ごとに異なる)
Random.nextInt(開始, 終了)
を使うと、指定範囲のランダムな整数を取得できます。
3. ランダムな浮動小数点数を生成
Kotlin
val randomDouble = Random.nextDouble(1.0, 10.0)
println(randomDouble) // 出力例: 4.73(実行ごとに異なる)
浮動小数点数 (Double
) もランダムに取得可能です。
4. シードを設定して再現性のある乱数を生成
Kotlin
val seed = 42
val randomWithSeed = Random(seed).nextInt(1, 100)
println(randomWithSeed) // 出力: 58(同じシード値なら結果は固定)
シード値を指定すると、同じ乱数列を再現 できます。
randomを活用するメリット
- リストから簡単にランダムな要素を取得できる
- 範囲を指定してランダムな数値を生成できる
- シードを設定することで同じ乱数列を再現可能
ランダムなデータが必要な場面では、ぜひ random
を活用してみてください!